[高尾/石碑]愛宕燈籠(Atago Stone)

メダマさんの辻から南へ500メートルあまり向かうと、愛宕燈籠(あたごとうろう)があります。金比羅宮から南へすぐです。下の写真は、メダマさんから南へ向かったところ、2つ下の写真は、南から北へ(メダマさんの方へ)向かうようすです。

 

 

愛宕講という信仰により祀られています。愛宕講は、京都の愛宕山に参詣するものです。愛宕神社の祭神にかかわる火伏せ、防火の信仰です。

 

上の2枚の写真のようにたいへん立派な灯籠です。明治に建立され、昭和56年にここに移設されたようですが、住民の防火への強い意思が表れているように感じます。

説明板より
此ノ愛宕灯籠ハ明治三十五年南廿五米ノ辻ニ建立 爾来八十有余年ヲ経過 近年大型車輌等ノ難ニ遭ウコト多ク 茲ニ講中相図リ現在地ニ移建神灯ヲ護ルモノ也

 

昭和五十六年九月吉日

 

高尾では他にも愛宕信仰の碑があります。小字松笠の村道母出線には大きく「阿たこ」と刻まれた自然石があります。また府道沿い小字カナイの月待碑横にも「愛宕山三十三度」と刻まれた碑があります。愛宕講は今もあるそうです。

下の写真は、松笠の愛宕磨崖碑です。(右に『阿たこ』と刻み左には灯明入れを彫っています)