[童仙房/寺社]總神寺(Soshin Temple)

役所池の前の道路を西へ向かうと200メートルほどで三叉路があります。下の写真は、役所池の前から西を向いたもので、茶畑の下が三叉路です。

 

 

三叉路を左へ、つまり南へ曲がると、せまい道路がほぼまっすぐに続いています。300メートルほど行くと、總神寺の山門があります。下の写真は、總神寺の山門から三叉路を振り返ったところです。

 

 

「妙蓮日蓮宗 荒巍山 總神寺(そうしんじ)」という碑が立っています。小さな川を渡ると總神寺へ入っていきます。橋を渡ってすぐ右へはいると、稚児の滝があります。總神寺の境内は道をまっすぐ進みます。

 

 

山門付近は、春には桜がきれいです。

 

 

山門の奥は、自動車が1台通れる程度の道が続きます。(この先に駐車場があります)

 

 

山門から間もなくのところ、左手に階段があります。

 

 

階段を登ると、本堂があります。ふだんは無住で、本堂はしまっています。本堂を右へ回ると広場へ出ます。階段を登らず道路をまっすぐ行っても迂回しながら同じところへ出られます。

境内は3段となっていて、ここは1段目です。

 

 

本堂横の広場から小さな階段を登ると、2段目に出ます。ここには、釈迦堂と神社があります。下の写真は釈迦堂です。

 

 

下の写真は、境内の2段目にある神社です。お寺の中ですが、立派な鳥居があり、神社の様相をしています。祭神は、八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)を中心に、素戔嗚尊命(すさのおのみこと)、女神ペレ様とされています。

 

 

神社のとなりには、立派な神馬像と鐘楼があります。日蓮さんは馬を愛でたと伝えられています。

 

 

ここに、「總神寺創立の歌」が掲示されています。作詞は、總神寺を開かれた梶田日誉さんです。この總神寺、大きなお寺ですが、古いお寺ではありません。童仙房が明治以降の開拓地なので、とうぜん、それ以降ということになりますが、昭和30年代に、日誉さん(尼僧)が童仙房へ来て、滝に打たれるなどの修行をするうち、病気を治す力などを身につけ、それをたよって大勢の方が訪れるようになったとのことです。とはいえ、地元とあつれきを起こすことなく、おだやかに地元と融和しています。現在は、日誉さんは亡くなり、ふだんはひっそりしています。

 

 

小さな階段を上がると、3段目にでます。下の写真は、總神寺を開いた日誉さんの御真骨堂です。

 

 

となりに日蓮さんの立像があります。ここが總神寺境内のいちばん高いところで、いちばん奥です。

 

 

日蓮さんの前には、お百度石があります。百度石と神仏(ここでは日蓮さん)を百遍往復して祈願するものです。お百度石の向こうに、木陰に大きな鷲が見えます。

 

 

金属製のモニュメントですが、大きいです。少女と比べればその大きさがわかります。

 

 

遠くから見ると、山の中に巨大な鷲がたたずんでいるように見えます。