[茶畑景観]高尾(Tea in Takao)

荒堀地区

府道・大河原~月ヶ瀬線の三升権現社下の大きな三叉路を右折します。広い道を500メートルほどのところで左折し、細い道に入るとあとは道なりに進み茶畑の広がる尾根道に出ます。さらに進むと左側に『日本遺産』の説明板が目に入ります。このあたり左側一帯が荒堀地区です。

 

高尾は、平地が少なく、すり鉢状の地形の中で比較的平らなところに家を建て、その上下に茶畑を開き、すり鉢の底には水田があります。急斜面では等高線に沿った横畝、緩斜面では縦畝があり、美しい景観をつくっています。茶畑の中に民家が埋まっているようです。

 

道が狭いです。車は適当な場所を見つけて駐車し歩いてビューポイントを探して下さい。高尾の道は細くて迷路だらけ、「分からなければ人に聞け」に徹して下さい。

 

 

白石・中谷地区

もと来た道を引き返し、広い道路(法ヶ平尾立石線)の交差点に戻り細い道を直進します。レイクフォレストリゾートへ行く道です。カーブミラーの間を下右方向に折れ、左折して細い道に入ります。

 

細い道を北に5分ほど進むと左右に広大な茶畑が広がってきます。約30ヘクタールもあり、村一番の集団茶園です。左側が白石開墾、右側が中谷開墾と言われています。

適当な空き地に駐車し、見学させてもらいましょう。

 

 

どちらも人里離れた丘陵地で比較的傾斜は緩く、茶園ごとに縦畝と横畝に整備され、他の地区の茶畑とは違った景色です。2人で操作する茶刈り機と違い、大型の乗用摘採機を使っての作業が行われます。そのため畝幅も広く作られ、刈り取り後は平らで角張った形になっています。

所々に大きな岩があります。茶園造成中に取り除くことができなかった花崗岩の塊です。