[茶畑景観]今山(Tea in Imayama)

七尾鳥(ななおどり)地区

今山七尾鳥地区の茶園は高山ダム建設にともない、昭和40年代に高尾・田山地区から移住してきた農家によって開墾されました。
この地域は、木津川に近く、朝霧が立つこともしばしばで、茶樹の生育に適した気象条件のうえ、粘土質の土質も茶に適しています。さらにススキやササなど雑草を刈り取り、畑の畦に敷き詰める「ホトロ」とよばれる一手間を加え、除草や保水の効果を高めています。その結果お茶の香りが良くなるそうです。

茶畑までの案内に苦労しますがなんとかやってみます。ハイキングでも車でも国道163号沿いの「道の駅」出発。

 

 

月ヶ瀬口駅下のトンネルをくぐり、50メートル先を駅の方向に登って右折します。

 

 

さらにすぐ右折して、細い道を直進します。カーブミラーのある道を選びます。

 

ここから約500メートルで左に茶畑の見える三叉路に出ます。右にとって進み、大きく左に回ると『お茶の木野園』の製茶工場があります。さらに200メートルの緩い坂を上ると『日本遺産』の説明板があります。

 

この看板の先に茶園が広がります。

5月の茶摘みの頃、この茶園からモーツァルトの音楽が流れてきます。経営者のおしゃれ心にどっぷりつかって、もう10年以上、お茶の木と新芽は、アイネ・クライネ・ナハトをはじめ名曲に耳(?)を貸しながら育っているのです。どんなお茶に仕上がるのでしょうね?

 

村の茶は、煎茶生産が主ですが、最近は、茶畑全体を黒い被覆ネットでおおう覆下茶園も増えてきました。てん茶(抹茶の原料)の生産が増えてきたからです。この茶園にも茶摘みの1週間前くらいからネットがかけられます。下の写真が今山・七尾鳥の茶園です。

 

下の写真は、今山・白見地区の茶畑風景です。