[北大河原/自然]花鳥の郷(Kacho no Sato)

花鳥の郷(かちょうのさと)は日本画家・上村淳さん(上村松園の孫)を理事長とする『NPO法人花鳥の郷をつくる会』が管理する山で、10年来会員がボランティアで整備を続けています。人が入らなくなった里山を再生する作業を進めているのです。山道は一応整備を済ませ、案内板やベンチも設置していますが十分とは言えません。

 

ハイキングか軽登山程度の山で、2~3時間もあればコースをゆっくり回れます。しかし危険な場所もあり、高齢者や小さいお子さんにはちょっと厳しいかも知れません。登山靴とストックは必携です。
入山は自由です。少人数で賑やかに楽しんで下さい。ただし自己責任でお願いします。春と秋・冬が良いでしょう。夏は虫多し。

1 発電所スタート・ゴールコース

大河原大橋東詰を南(発電所側)へ入って50メートル、左上の道を直進します。車2~3台の駐車は可能です。(下の写真は大河原大橋東詰で、橋の手前を左折します)

 

下の写真にある鉄塔を2つ過ごします。(鉄塔横駐車可)

 

 

下の写真のように、前方に金属製の小橋があります。直進せずに橋を渡ります。

 

さらに進むと、下の写真のように金属製の柵が見え、それに沿って左折します。

 

柵を越したところで右へ進むと、金網越しに発電用の導水路が見え、山中にくり抜いた隧道(約1km)を流れてきた水を見ることができます。この発電所は1919(大正8)年に完成したものです。

後は案内板に沿って登ります。

始めは、花崗岩が風化した急なザラザラ道を上ります。滑らないように気をつけて下さい。ロープがありますがあまり頼りにせず力を入れて引っ張らないこと。約10分で平らな分岐点に到着します。木橋は安全を確かめて渡って下さい。右をとると花鳥の郷一周コースに入ります。あとは道なりに進んで下さい。クマは出ませんが猪や鹿に遭うことはあるかもしれません。

展望は決して良いとは言えませんが、里山の雰囲気を味わって下さい。花鳥の郷では松林を増やそうとしていますが、松食い虫と悪戦苦闘しているそうです。

花鳥の郷事務所まで行くと左折し、休憩小屋をめざします。そこから右折して下山にかかります。3分も下ると東屋(あずまや)があります。休憩場所で展望を楽しんで下さい。あとは15分も下れば発電所です。

2 自動車利用コース

自動車で花鳥の郷の事務所まで行く方は、下の地図で緑色に塗った道をたどって下さい。山道で勾配もあり狭いので注意して運転して下さい。事務所前に目印のポールがあり、手前左に駐車スペースがあります。

次の順路をおすすめします。
⑦花鳥の郷入口 → ⑨小鳥の池 → ⑩東屋 → ⑧休憩小屋 → ⑤ブロック階段分岐 → ⑥ヘリポート跡 → ⑦花鳥の郷入口