[野殿/寺社]六所神社(Rokusho Shrine)
野殿地区の集落の奥、せまい農道を抜けていきます。
杉木立の中に、参道入口の鳥居が見えてきます。
鳥居の右には、大きな杉の木のご神木。
燈籠には、「振り向く鹿」が彫刻されています。
長い参道は、杉木立の中の直線路。厳かな雰囲気が高まっていきます。
境内の鳥居が見えました。
茅葺き屋根の社が特徴です。現在では稀になった景観です。正面奥の石垣壇上に本殿、その手前下壇に拝殿があります。建立は江戸時代の1752(宝暦2)年で、1983(昭和58)年に京都府登録有形文化財に指定されています。
六所神社は、野殿地区の氏神です。文化財環境保全地区にあたり、神社の森一帯が「京都の自然二百選」に定められています。
祭神は、
軍功之神 譽田別之尊
自鎮之神 天児屋根之命
天祖之神 天照皇大神
農耕之神 伊邪那美之命
山之神 白山比呼之尊
猟之神 一言主之尊
の6神で、このことから六所神社の名がつきました。
疫病禍厄守護に、天之狭手比売之神と弁財天を合祀しています。
茅葺きの社はそのままでもとても美しいものですが、とりわけ雪景色にはとてもマッチし、深い趣があります。撮影は雪の日か? ただし車はそれなりの装備が必要です。