[南大河原/自然]夢絃峡(Mugenkyo)

大河原大橋から高山ダムへ府道が通っています。府道・弓ヶ淵の急カーブす過ぎて100m程で、左に木津川方面に下る道があります。

 

 

そこへ入ると、夢絃峡(むげんきょう)の説明板があります。

 

説明板より
夢絃峡

 

伊賀川と名張川が静かに合流する木津川のみなもと。

平安のむかし、大和の国司絃之丞と名張郡司の姫・夢姫が熱烈な恋愛に落ちましたが、親に反対され許されない恋と知った二人は永遠の愛を誓ってこの谷に身を投げたという美しくも悲しい言い伝えがあります。

二人の名前にちなんで名付けられた「夢絃峡」は静寂な景勝のこの地の地名になっています。

 

南山城村商工会

 

 

坂を下ると、木津川が見えます。ここから先が夢絃峡です。

 

 

下の写真、中央やや左にみえるたてものは、旅館・鶴乃家です。ここで、左から来る木津川と、右から来る名張川が合流します。

 

 

下の写真が合流地点です。2つの大きな峡谷が1つに合流した大きな峡谷で、両岸は険しい断崖で森林におおわれています。

ここで伊賀川と名張川が合流します。昭和のはじめごろ、伊賀川上流の島ヶ原と夢絃峡までの間に川下りの遊船ができ、鶴乃家は多くの客でにぎわいました。そのころ、『茅栗草子(しばくりぞうし)』の弓が淵の民話が、誰かによって夢姫と絃之氶の悲恋物語として脚色され、『夢絃峡』と名付けられたとも考えられます。

 

 

散策路を奥まで行くと、高山ダムの下にでます。ここが終点です。

高山ダム発電所は、最大出力6000㎾のダム式水力発電所で、常時発電はせず、ダムの放水に合わせて必要量を発電します。発電している時に行き会わせるといいですね。見学したら引き返します。

 

 

鶴乃家付近の四季の様子です。鶴乃家付近の景色は四季それぞれに大変美しく、撮影のビューポイントとして人気があります。カメラ好きの方はチャンスをねらってお越し下さい。